【旅行記】メルボルンでのアジア系差別


アジア系に対する差別

 2023年9月中旬にオーストラリアのメルボルンに訪問する機会があった。
 新型コロナウイルスの感染拡大期では、アジア系に対する差別が散見されていたが、2023年9月時点の状況について備忘録としてまとめる。

21時以降の外出は要注意

 メルボルンには4日間滞在していたが、2件のアジア系への差別・暴力を目撃した。

【事例①】
 12時頃、Southern Cross駅で、白人男性がアジア系サラリーマンに汚い言葉を言い、絡んでいた。

【事例②】
 21時頃、Swanston St駅付近で、白人男性がアジア系女性にわざとぶつかり女性を転倒させる。白人男性は汚い言葉を女性に対して言っていた。

 メルボルンを散歩していると、労働者階級では、アジア系はサービス業、白人は建設業といったような棲み分けがあるように感じられた。
 また、路上生活者は白人が目立ち、黒人やアジア系の路上生活者はかなり少なかったように感じられた。
 日中でも、酔っ払いの白人やヤク中の白人はちらほらおり、夜になると、その割合は増加する。

まとめ

 日本大使館や領事館からアナウンスされているが、夜の一人歩きはかなり危険な都市だと感じる。
 新型コロナウイルス前からアジア系への差別は存在したが、白人と非白人といった棲み分けが進み、国内の分断が加速し、以前と比べると差別や暴力の程度がひどくなったように感じられた。