各ポイントの今後の勢力予想


ポイント業界は戦国時代

 VポイントとTポイントの統合、PayPayへのクレカチャージなど、ポイントの世界は最近ワサワサとしている印象がある。
 Tポイントが最大シェアの時代もあれば、楽天ポイントがシェアを伸ばすなど、ポイント勢力図も年々変化している。
 今回は、これから5年後のポイント業界の勢力を予想してみることにする。

 なお、実店舗とネットショップでの強さを★で評価する。★5つは無敵、★1つは最弱を意味する。

覇者は楽天ポイント!?

 これからのポイント業界をリードするためには、実店舗とネットショップの両方で、シェアを奪っていく必要がある。

新Vポイント

 2000年代と比べ、旧Tポイントの加盟店が減少したことで、実店舗での強みが少なくなっている。
 また、旧Vポイントはクレジットカード決済に強みがあるが、ネットショップではポイントを「使う」には強みがあるが、「貯める」には独自性が少なく課題がある。

実店舗     ★★★☆☆
ネットショップ ★★★☆☆

WAONポイント

 イオングループなどの実店舗、特にスーパーマーケットに強みがある。
 一方で、ネットショップでは加盟店の少なさから課題がある。

実店舗     ★★★★☆
ネットショップ ★★★☆☆

nanaco

 イトーヨーカドーやセブンイレブンなどの実店舗に強みがある。スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、日常生活でポイントが貯まりやすいところに強みがある。
 一方で、ネットショップでは加盟店の少なさから課題がある。

実店舗     ★★★★☆
ネットショップ ★★★☆☆

楽天ポイント

 西友との提携により、実店舗にも強みがある。
 ネットショップでも、楽天市場などでも利用できることから、ポイント経済圏を確立している。

実店舗     ★★★★★
ネットショップ ★★★★★

Pontaポイント

 auとの提携で実店舗・ネットショップでも、強みが出てきている。
 しかし、ややネットショップではポイントが使いにくい部分があり、筆者はauの端末購入時にしかポイントを利用しない。

実店舗     ★★★★☆
ネットショップ ★★★☆☆

dポイント

 ドコモユーザーにとっては馴染みのあるポイントである。
 dポイントしか貯められない実店舗が少ないため、非ドコモユーザーは会員ではない方も多々いる。

実店舗     ★★★☆☆
ネットショップ ★★★☆☆

JREポイント

 鉄道会社が運営するため、実店舗では非常に強い。
 一方で、ネットショップでは弱い印象がある。
 エアラインとポイントが統合されれば、無敵ポイントになるのは間違いない。

実店舗     ★★★★★
ネットショップ ★★★☆☆

2028年の勢力予想

 2028年のポイント勢力は、以下のようになっていると予想する。

1位 楽天ポイント
2位 JREポイント
3位 WAON

 はたして、ポイント勢力はこの予想どおりとなるのか。楽しみだ。