国内旅行における地方のホテル事情


都市の規模と宿泊代との関係

 筆者はこれまで全都道府県を訪問してきたが、滞在する中で、都市の規模が大きくなるほど宿泊代が安くなる傾向にあることに気が付いた。
 今回は、備忘録として地方のホテル事情についてまとめておく。

大都市は宿泊代が安い?

 例えば、京都、大阪、東京などは宿泊施設が数多くある。
 そのため、ホテル各社は市場競争が働く。そのこともあり、全体的に価格が下落傾向にある。
 顕著に出たのが、新型コロナウイルス感染拡大によるが外出自粛の時期だ。
 例えば東京では、これまで1泊1万円したホテルが1泊3,000円~6,000円といった価格設定になるホテルがたくさんあった。

地方は宿泊代が高い?

 一方で、福井、島根、宮崎などの地方では、宿泊施設が多くなく、市場競争が働きにくい環境にある。
 そのためか、価格が高止まりの状態が続いている。
 宿泊施設の数に限りがあるため、値下げしなくても来県者は宿泊するという構図だ。

まとめ

 地方は物価が安く、旅行しやすいというイメージは捨てた方が良いのかもしれない。
 今回はホテルに焦点を絞っているが、航空券についても大都市間の路線は安く、地方都市間の路線は高い傾向にある。
 目的がなく非日常を味わうためだけなら、小規模の都市より、大規模の都市に旅行した方が財布の面ではよいだろう。