【注意喚起】海外旅行の際はトコジラミに注意してください


トコジラミに注意!

 近年、日本国内でも「トコジラミ」の発生・被害件数が増加している。
 ホテルのベッドに生息するトコジラミについて紹介する。

国内でも広がりつつある

 トコジラミは、人を吸血するカメムシの仲間。主に夜間に活動し、寝ている人の手、足、首など露出部分を刺し吸血するのが特徴である。

トコジラミ(出典:世田谷区)

 海外の宿泊施設などで、卵や幼虫、成虫が荷物や衣服のすき間に付着するなどして、国内に持ち込まれ、日本国内の一般住宅などにも生息場所を広げている。
 なお、東京のホテルでも「トコジラミ被害」が発生している。

トコジラミによる被害は?

 個人差はあるが、刺された当初は痒くない時期があるが、その後は夜も眠れないほどのかゆさを感じ、リンパ節の腫れや発熱を伴う場合もある。

ホテルのどこにいる?

 トコジラミはベッドにいることが多い。
 トコジラミを探す際はトコジラミの痕跡を見つける必要がある。
 ベッドのシーツを剥し、マットレスの四隅を以下の点に注意して確認する。

 ①赤色や茶色の小さい虫を探す
 ②血痕を探す
 ③卵と排泄物を探す

もしを見つけたら?

 フロントへ連絡し、部屋を変えてもらうように依頼する。
 万が一、トコジラミに噛まれてしまっては、後で大変なことになる。
 また、トコジラミを自宅に連れて帰ってしまうと、自宅での駆除にお金と時間がかかってしまう。
 部屋に入ったら、まず「トコジラミ探し」を最初に行っていただきたい。