【出典】クレディセゾン |
無料版は保険が渋め
クレディセゾンと西友の提携カードである「ウォルマートカード」は、2022年3月31日に提携終了し、後継カードとして年会費無料の「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」が発行される予定である。
年会費無料の「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」については、クレディセゾンのホームページによると、年会費のかかる通常の「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」とはサービスが若干異なるようである。
例えば、カード付帯の保険では、以下のようになっている。
<海外旅行傷害保険>
死亡・後遺障害 1,000万円
治療費用 300万円
疾病治療費用 300万円
賠償責任 2,000万円
携行品損害 20万円
救援者費用 100万円傷害
<国内旅行傷害保険>
死亡・後遺障害 1,000万円
入院日額 5,000円
通院日額 3,000円
通常のセゾンゴールドアメックス(通常版)と年会費無料セゾンゴールドアメックス(無料版)の海外旅行傷害保険を比較してみる。
以下に対照表を用意した。左が通常版、右が無料版だ。
保険金額の差もあるが、通常版では付帯する寄託手荷物遅延費用、紛失費用、乗継遅延費用、出発遅延費用が、無料版には付帯していない。
国内旅行損害保険でも、通常版と無料版とで保険金額に差がある。
まとめ
年会費を払って保有する会員と年会費が発生しない会員とで、サービスに差を設けるのは当然である。
一方で、付帯するサービスが異なるにもかかわらず、券面を同じにするのはいかがなものかと個人的には思う。せめて、例えば「セゾンゴールドネクスト・アメリカン・エキスプレス・カード」のように、カードの名前だけでも変えた方がよかったのではないだろうか。
昔はゴールドカードといえば、30歳以上の上場企業の役職員が保有できるステータスカードの印象が強かった。今では、新卒でも保有できる一般カードのような位置づけになってしまった。
ゴールドカードやプラチナカードといった名前のカードが街中に溢れ、現在のクレジットカードの名前はバブリーな雰囲気があるようだ。