【改悪】クレディセゾン、海外旅行傷害保険の適用条件が変更になります!

【出典】クレディセゾン


 2021年7月1日から、クレディセゾンの海外旅行傷害保険の適用条件が変更される。

 これまで、海外旅行障害保険が「自動付帯」となっているカードは、「利用付帯」となる。すなわち、保険適用対象のものを事前に決済で利用していない場合、補償対象にならない。

 保険適用の対象となるカード決済例は、パッケージツアー、リムジンバス※、電車※、飛行機※について、出国前の決済で旅行中のトラブルが補償される。なお、※印があるものは、出国後の決済でも支払時点から補償対象となる。
 保険適用の対象外となるカード決済例は、レンタカー、タクシー、ホテル宿泊代である。
 約款は以下のとおりとなる。


<海外旅行傷害保険適用条件(2021年7月1日以降出発)>
①日本出国前に、海外旅行を目的として利用した公共交通乗用具※1またはパッケージ・ツアーの料金※2を、保険付きセゾンカード・UCカードで支払っていること。
または、
②日本出国後に、海外旅行を目的として利用した公共交通乗用具※1の料金を保険付きセゾンカード・UCカードで支払っていること。
注:この場合は、カードで支払った時から保険が適用される。
※1海外旅行傷害保険における公共交通乗用具とは、航空法、鉄道事業法、海外運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶等をいう。(時刻表に基づき運行されている航空機・電車・船舶等を指し、タクシー・ハイヤー・レンタカー・社用車は除く)
※2募集型企画旅行とは、あらかじめ旅行の日程・交通手段・宿泊施設・旅行代金が旅行会社により決められており、参加者を募集する形態の旅行(平成16年12月16日国土交通省告示第1593号の標準旅行業約款に規定するもの)をいい、会社の慰安旅行や業務出張等あらかじめ参加者が決定している旅行は募集型企画旅行とはならない。


 海外旅行傷害保険の適用条件変更の流れは、他社にもあった。 
 例えば、アメリカン・エキスプレスでは、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードが2021年3月1日から「利用付帯」に変更となった。
 また、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、2021年7月1日から「利用付帯」に変更となる予定である。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、海外旅行の機会はなくなった。
 使わない付帯保険ではあるが、改悪になるのは少し悲しい。
 今後、クレジットカードは「自動付帯」ではなく「利用付帯」が一般的になるのかもしれない。