リニューアル「一風堂赤丸新味博多とんこつ」


 一般社団法人日本即席食品工業協会によると、2020年の即席麺総需要は、59億7,434.8万食だったとのこと。新型コロナウイルスの影響による巣ごもり需要があるとはいえ、いかに日本人が即席麺好きかがわかる。
 日清食品、東洋水産、明星食品、サンヨー食品など大手各社が新商品を定期的に出している中、スーパーの商品棚の中で目に留まったものが・・・。
 

 「一風堂 赤丸新味博多とんこつ」(税込300円)。
 

 セブンプレミアム公式HPの商品説明によると、『2021年02月08日リニューアル!有名店「一風堂」の濃厚な味がお楽しみいただけるカップ入りとんこつラーメンです。コクとキレの決め手となる辛みそを配合した、まろやかな豚骨スープが細ストレート麺によく絡みます。焼豚、キクラゲ、ネギ入り。』とのこと。

 「一風堂」といえば、渋谷にあるディスカウントストアやロックバンドではなく、1985年創業でグローバル経営をしているラーメン屋さん。本店は、福岡県福岡市中央区大名にあり、岩田屋福岡本店の近く。
 海外では、イギリス、フランス、シンガポールなど15か国、281店舗あるらしい。海外旅行先でも、「ここにもある」という感じで、「IPPUDO」の看板をよく見る。
 また、ANAの国際線ビジネスクラスでも、空の上で一風堂のラーメンを食べることができる。

 一風堂は、2020年2月1日から、期間限定で「プラントベース赤丸」というラーメンを販売し始めた。スープ・麺・具材いずれにも動物性の食材を一切使わずに、一風堂の定番豚骨ラーメン「赤丸新味」を再現したらしい。値段は、税込1,100円。
 ヴィーガンもOKなラーメンということだ。
 欧米では環境意識が高く、動物性の食材を一切食べない、いわゆるヴィーガンが増えてきている。ある研究によると、肉の生産は環境負荷が大きく、消費者が肉消費量を減らせば温室効果ガスも一定量減らせるらしい。
 以前、都内でヴィーガンラーメンを探したことがあるが、お店が少なかった。結局、東京駅にある「T's たんたん 東京駅京葉ストリート店」へ行った記憶がある。
 新型コロナウイルスで海外からの観光客がいない今の時期での販売が残念だが、オリンピック開催で海外から旅行者が大勢来ていたならば、この商品はかなり売れたであろう。

 話を戻すが、「一風堂 赤丸新味博多とんこつ」を作ってみる。

 蓋を開けると、小袋が入っている。かやく入り粉末スープ、焼豚、お湯を入れ、3分待ち、液体スープ、辛みそ、黒香油を入れ、出来上がり。


 
 出来上がりは、こんな感じとなった。そして、食べてみた。



 味は・・・おいしい。スープの香りがよい。
 しかし、大事なことを思い出した。
 最後にお店へ行ってから5年以上経ち、お店の味を忘れた。
 お店との比較はできない。おいしいのは間違いないが。

 気になる方は、ぜひ食べてみてください。
 「一風堂 赤丸新味博多とんこつ」(税込300円)