【速報】ヒルトン、エリート会員向け朝食無料サービスを廃止!?



 「loyaltylobby」というサイトを見ていた時に、ある記事に驚いた。

Hilton Honorsは、2021年7月上旬から2021年末まで、ゴールド会員・ダイヤモンド会員向けに提供していたコンチネンタルブレックファストの特典に代わり、食べ物や飲み物等の購入に使えるクレジット(Daily F&B Credit)が導入される。

 ゴールド会員やダイヤモンド会員は、滞在中、毎日無料でコンチネンタルブレックファストが提供されていた。



【出典】Hilton HP


 しかし、2021年7月上旬から、朝食無料は終了し、食べ物や飲み物等の購入に使えるクレジット(Daily F&B Credit)が導入される。

 例えば、ゴールド会員は、クレジットまたはヒルトンオナーズポイントを選択する形になる。なお、1日のクレジット額は、ブランドや地域によって異なるらしい。

 朝食無料が終了になるブランドを以下に記載する。

【ホテルリスト】
Waldorf Astoria Hotels & Resorts
LXR Hotels & Resorts
Conrad Hotels & Resorts
Canopy by Hilton
Signia by Hilton
Hilton Hotels & Resorts
Curio Collection by Hilton
Tapestry Collection by Hilton
DoubleTree by Hilton
Motto by Hilton


 朝食代相当のクレジットが付与されるのかどうかは現時点では不明である。

 例えば、朝食代が3,000円かかるヒルトンに滞在したとして、付与されるクレジットが2,000円の場合、1,000円の支払いが発生する。こうなった場合、Daily F&B Credit制度の導入は改悪である。


コンラッド大阪の朝食


 今回の制度改正は、米国を対象にしている。しかし、ヒルトンは世界的に展開しているホテルチェーンであるため、日本にも適用される可能性はある。

 上級ステータス向けの無料のコンチネンタルブレックファストは魅力的な特典ではあった。しかし、他社と比較すると、朝食無料の特典はあまりにも良すぎたのかもしれない。

 朝食無料廃止の流れはいつかは来ると思っていたが、予想外に早かったので少々驚いた。宿泊客からの反応によっては、制度改正は中止になるかもしれない。
 今後、ヒルトンからアナウンスがあった場合、改めて記事を掲載する予定である。