クレジットカード番号には色々な意味があるんです!



 クレジットカード番号は、ISO/IEC 7812で規定されている磁気ストライプ型IDカード番号の一種。PAN (Primary Account Number) とも呼ばれる。
 14~16桁で構成され、Visa、Mastercard、JCB、中国銀聯は「16桁」、Diners Club Internationalは「14桁」、American Expressは「15桁」となっている。

1 主要産業識別子

 クレジットカードの1桁目は、「主要産業識別子」と呼ばれる。
 例えば、AMEXの場合、「3」から始まる。

<主要産業識別子>
0:ISO予約値
1:航空
2:航空 / その他将来発生する産業
3:旅行・娯楽/銀行・金融
4:銀行・金融
5:銀行・金融
6:運送 / 銀行・金融
7:石油 / その他将来発生する産業
8:ヘルスケア / 医療 / 通信 / その他将来発生する産業
9:国毎に割り当て可能

2 発行者識別番号

 クレジットカード番号の最初6桁の数字は「発行者識別番号」といい、カード会社を識別するものとなっている。

<発行者識別番号の一例>
3540-24 JCB
3540-25 ANA JCB一般
3541-02 JCBゴールド
3695-91 Diners 一般
3761-08 AMEX GOLD
4980-01 SFC-ANA-VISA
5279-16 東急TOP& DC Master

3 会員口座番号

 クレジットカード番号の7桁目から最後の1つ手前の数字までは「会員口座番号」といい、個人を識別するための数字である。

4 チェックデジット

 クレジットカード番号の最後の数字は「チェックデジット」である。チェックデジットは、クレジットカード番号が正しい数字かアルゴリズムによって確認するための番号となる。


 クレジットカード番号は一定のアルゴリズムに基づいて生成されているため、他人のカード番号になる可能性は極めて低い。そのため、クレジットカード番号をスキミングされたり、クレジットカードを盗まれたりしない限りは、不正利用に遭う可能性は低いといわれる。
 しかし、筆者は過去に1回だけ不正利用された。
 普段利用していないクレジットカードも定期的に利用履歴を確認した方がよいだろう。